映画『フルートベール駅で』で北丸雄二さんと黒人への制度的差別を語ろう

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「映画で知るブラック・ライブス・マター」第3回は、『フルートベール駅で』です。
カンヌ国際映画祭ある視点部門第一回長編作品賞、サンダンス映画祭ヴァンガード賞などを受賞した本作品は、U-NETX で配信中です。
『フルートベール駅で』予告編 https://youtu.be/iwEynmI63Pw

2009年1月1日、カリフォルニアのオークランドで、黒人青年が鉄道警察によって射殺されるという事件が起きました。これは、撮影された動画がテレビニュースで広まり、社会的な反響を呼んだ最初の事件の1つです。

作品は、犠牲となった22歳のオスカー・グラントの、死に至る17時間の「日常」を描きます。だめなところもある、でも心優しいオスカーが、なんとか自分も周囲も幸せにしようとあがく姿を、映画は追います。そこに浮かび上がるのは、1人の人間がまさに生きていたのだという、通り一遍の報道では知ることのできない事実です。

事件当時、脚本・監督のクーグラーは犠牲者と同年輩で、事件の起きたカリフォルニア州の大学で映画を学んでいました。クーグラーは、犠牲者の家族や友人を綿密に取材し、脚本を書き上げました。

BART(ベイエリア高速鉄道)は、事件現場のフルートベール駅での撮影を許可し、映画ポスターの掲示にも協力しました。それだけ、BARTに対する抗議が激しかったということであり、BARTは抗議を真摯に受け止めている、ということの表明でもあります。

番組中で紹介した監督クーグラー、主演ジョーダンの4作品は、U-NEXT、Amazonプライムなどで配信中です。