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「龍柱に刻まれた琉球の記憶」ウィークリー沖縄 vol.35

2019年10月31日未明、
突然の猛火により焼失した首里城正殿。その正殿前に建っていた二つの龍柱を巡り、沖縄県内で議論が起きている。

昨年消失した首里城は、第二次大戦(沖縄戦)で消失したものを復元したものであり、二つの龍柱は向かい合わせに建てられていた。

しかし今年に入り、1877年に撮影されたとみられる正殿の写真が発見された、そこには、二つの龍柱が前方を向いて写っていたのだ。 

今後、正殿を再度復元するにあたり、龍柱の向きをどうするのか。そして、なぜ「向き」に沖縄の人々は熱くこだわるのか。

今回のウィークリー沖縄は、11月に開催された「龍柱の向き」についての公開討論会を取り上げ、その答えを探った。