辻村ちひろ 現場シリーズ
2022/05/03
ツイキャス生配信の模様をYou Tubeにアップしました。
前半は電波の状態が悪く非常に聞きにくいため字幕を入れ少し聞きやすく編集を加えてます。
#富山 #朝日町 #風力発電所建設
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聞こえますでしょうか
自然保護アナリスト辻村ちひろです
ライブ配信を始めてみました
えっとですね昨日の不定期配信の中で
風力の計画地に行ってくる
っていうお話をしてましたけど
えーと今日やってまいりました
富山県の朝日町というところに来ています
今ね、午前中ずっと
計画地付近ぐるぐるまわってきました
風況ポールが立っていたり
それからまあその風況ポールを立てる、風況ポールって
あの風の状態を把握する直前調査ですね
そこに取り付け道路ができてきたり
っていう感じの場所を見てきました
で少しあの何機か風車が立つだろう
と思われる場所
歩いてきたんですけどね
はいなんて言ったら
いいでしょうかねま
結論から言うと
とっても生き物にとってやっぱりいい場所ですね
海からすごく近くて
風がとっても良い場所なんだと思います
なのであのーまあ
アセスの図書にも書かれてますけれど
イヌワシやクマタカっていう生き物が
あのーいるっていう場所になりますので
結構うんそうですね
結構何だろうな
鳥にとっては渡り鳥や
あの邪魔なものが出来てしまうのか
っていうふうには思っています
なんでこの山に来たのかっていうのを
あのやっぱりえーと
私の生涯のテーマである
自然保護と気候変動対策っていうのがバッティングしてる
現場っていくつもこれまで見てきたので
今回もまあそういう状況にある場所っていうので
見に行きました
で今環境影響評価手続きが進んでまして
一番最初に「配慮書」っていうのが作られて
これを環境省は
計画段階立案段階の戦略アセス
だと位置づけているんですけれど実際
事業者がやるアセスメントのなので
結局は作ること前提のアセスメントなので
あの厳しい状況ですね
でその後どういうことをやりますっていう
「方法書」っていうのが作られて
今それのえーと閲覧されています
でここの鳥類なんですけれど
クマタカも住んでいますし
イヌワシも住んでるってことが分かっているっていう
地元で調査をされてる方がいらっしゃいますし
その方たちへのヒアリングって言って
専門家が聞くよっていう手続きも
まだとられてないんですね
であのーなんて言ったらいいでしょうかね
いやもう
本当にこの現場で
イヌワシやクマタカの事を一番よく分かってる
人の意見を聞かずに進められていく
っていうことは良くないので
私としてはそこの意見書募集してるので
書こうかなって思ってるんですね
ものすごく専門家として聞くにふさわしい
方が富山県に実は
いらっしゃるので私も散々これまで
イヌワシのことを勉強させてもらったんですけど
そういう方にぜひ意見をしっかり
聞いてほしいなって思っています。
そういう手続き的なものだけ
っていうのもあるので
私としてはこの現場に注目をした
ということになります
それでまあせっかくなんで
お休みを使って見にきてみよう
うと思い（車で）走ってきました
途中フィールドスコープ構えてる人いたので
多分もう既に…あの多分なんですけどねごめんなさい
直接ヒアリングしてないのであれですけど
あのーおそらくこの風力関係の調査が
入ってるのかな
っていう風にって思ってます
まあそうやってあのー
あんまりこう表に出てこない状態で調査を
粛々と進み、それからいろんな理由で取り付け道路の
ための工事って言うんですかね
目的は別のための工事だったりするんですけど
まそういうのも進んでるようで
あのー取り付け道路も走ってたんですけど
途中で
通行止めになってました
あの工事中ですって
まあだからあの知らない間に
徐々に徐々に実態としては
進んでいってしまうのかな
っていうふうに思ってます
今日たまたまなんですけど
本当に地元の方ご家族で、自分の持ち山の近くで
近くの持ち山って言ってたから
うちの土地があるんですって
言ってたところで
山菜取りに来られってた方なんですけど
そこの方もあのー
もうちょっと違う場所じゃないですかね
みたいなことをおっしゃってましたで
あの実は
ここからこの山の奥の方が
計画地には入ってるんですよ
っていう話をしたらいや知らなかった
おっしゃってたので
地元の方でもあまりご存じない方
多いんじゃないかなっていう
この進め方もですね
あの僕はいかがなものかと正直思ってるんですが
公共事業であったり開発事業って
住民説明会ちゃんとやってますみたいなことって言うんです
よね
住民説明会って
どういうふうに進んでいるのかって
皆さんあのどうですか
あのなんか近くで
何かの説明会とかって
参加したことがある方
と言えば分かるんですけど
大体、みんなが読まない
自治体に出している広報みたいなの
あるじゃないですか広報誌月に一回ずつ
くるやつですね
あれに説明会開催しますってするだけなんですよ
で開催して
あんまり人も集まらないけどえー開催しました
みたいな実態を作っていくっていうやり方が
非常に多いですね
あのーだからちょっとエリア離れると
全く知らないっていうことになるんですよ
例えば今回であれば朝日町の
とあるA集落
その人たちには
おそらく声がかかるんだと思うんですけど
直接影響のある集落の人でも
その隣の集落だったりすると
もう広報出しましたし
読まなかった
あんたが悪いんですよ
ぐらいな勢いでやるんですよ
あの本当におかしな話だと思いません？
そんなもん読まないことを前提に
広報しなければいけない訳ですよ
でおそらくなんかこう
あの色んな人に本当に知ってほしいときは
いろんな手段を使って宣伝するはず
なんですよね
あのーそういう事業者っていうのは
でもあんまり知ってほしくない時は
あの最低限やりましたよっていう
ことが言える状況を作るだけっていう
環境影響評価っておう手続きも
実はあの合意形成っていうものを
すごく重要なプロセスなんですよ
環境調査をやって計画を止めますっていうのが
多いんですけど
まとにかくその合意形成がのための手続き
っていうのがえぇ
この環境影響評価の手続きとなりますので
合意形成の手続きっていうのを
しっかり踏まないと物事
っていうのは大体において、モメます
モメます。（後半へつづく）
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辻村ちひろ プロフィール
元公益財団日本自然保護協会保護部長
尾瀬や小笠原など全国の自然保護問題に従事。国会でのロビー活動を行う。
2017年に衆参両院の環境委員会で参考人を務める。
2019年からは活動の場を政治活動にも軸足を置くようになる。元れいわ新選組公認候補。
現在は、自然保護アナリストとして活動をしております。
自然保護、環境保護の観点から環境の事など沢山の人に知っていただけるように発信しています。
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