お待たせしました!西谷文和さんの大阪万博レポート。熱い中、大行列のパビリオンがニュースになりますが、そのパビリオンを開幕に間に合わせるために最後の数か月、現場に泊まり込んで頑張った地元の業者たちに請負代金・労賃が支払われない大問題。それを密着レポートする西谷さんの怒り爆発レポートをどうぞ。
ルーマニア・ドイツ・セビリア・マルタは同じフランス系国際イベント会社が元請けです。支払わないのは、注文主が気に入っていない(完成してよかたと喜んで開館したんじゃないの)、壁の色が違う(これでいいと言ったじゃないか)、完成までのマイルストーンに遅れた(10日に完成し間に合い、途中の工程が予定通りでなかったのは本国から取り寄せる素材がつかなかったり図面ができていなかったり、注文主と元請けの責任ですよ)といちゃもんというしかない理由で、中には開幕に十分間に合い評判も良いのに、未払い1億4000万円に対して損害金1億6000万円を請求されていう業者もいます。パビリオンは何の問題もなく、毎日開館しているのにです。
いま未払い問題が出ているパビリオンは、押しなべて海外のイベント会社が元請けです。建設業界の方はご存じですが、日本でこの規模の工事の元請けになるには「特定建設業の許可」が必要です。そして、許可業者が元請けになると、下請け・孫請けの全体について資金がきちんと流れているか、労働環境に問題はないかを監督する責任が生じます。ところが、彼らは、「許可」がありません。どうしてそれで元請け契約ができたか。不思議です。ここに、国と大阪府がこっそりした無理な解釈での規制緩和がありました。それもこれも、工事を引き受ける業者がいない、開幕に間に合わない、という事態に、国と大阪府と万博協会が出した窮余の策であり、そのうえで、中小業者に工事の受注をお願いして回りました。そこまでやっておいて、いまになって「契約は民民だから」と突き放し、「寄り添う」とは言いつつも現実には何一つ事態の改善に手を出しません。
弱いもの、声の小さいものを踏み潰した上にお祭りだけは華々しく、という万博に快哉を叫ぶ気持ちにはなれません。
収録は2025年7月11日
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