加害者家族として生きて（松本麗華さん）【雨宮処凛のせんべろ酒場】20250925

雨宮処凛が、耳を澄ませ掬い取るつぶやき。ゲストは、松本麗華さん。オウム麻原教祖の三女として育ち、16歳で教団を離れましたが、社会の敵意は、教祖の子どもとしてその存在を否定し心を打ち砕こうかというほどでした。義務教育を受ける機会もなく社会とのつながりもなかった子どもが、加害者家族の自責と葛藤をかかえ、拒絶への悲しみと挫折にあがきながら、いま、同じ立場の人々ともつながろうとしています。
麗華さんの言葉に触れながら、被害者の苦しみを軽視することなく、しかし、加害者の家族（加害者の家族であり被害者の家族でもあるひとびともいます）をも包含し、その苦しみにも心を寄せられる社会でありたい、と思いましたが、みなさまはいかがでしょうか。

2025年9月25日 収録

【映画】
それでも私は Though I'm His Daughter
https://www.iamhisdaughter.net

【著書】
加害者家族として生きて（創出版）
止まった時計　麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記（講談社）

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