2007年6月。
高校の歴史教科書検定で、沖縄戦における「集団自決」から、軍の関与が削除された。
のちに、検定前に文部科学省が「沖縄戦の実態について誤解する恐れがある表現だ」と、意見を出していた事が発覚。
悲惨な歴史の改竄に抵抗すべく、沖縄は11万人規模の県民大会を開催、抗議決議文を採択した。
県民大会から13年目を迎えた今年9月29日。当時を振り返り、現在も続く問題は何か、あらためて見つめ直す集会が開かれた。
今回のウィークリー沖縄は、時代の変化に翻弄され続ける「教科書検定」と「集団自決」を取り上げる。