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東京五輪開会式当日
抗議にのべ1000人
7月23日、東京五輪開会式当日は午前中から抗議行動が取り組まれた。午前11時からは、聖火リレーセレモニーに抗議する行動が東京都庁前で取り組まれ(参加者300人)、夕方6時からは開会式に抗議するデモが行われた(参加者700人・ともに主催は「オリンピック災害おことわり連絡会」「反五輪の会」ほか)。
反五輪の行動は日に日に大きくなっている。そこでは海外からの関心(メディアや留学生)、若者たちの参加、手作りの宣伝物を持っての参加、初参加者が目立つ。私は、10年前の東日本大震災、福島原発事故後の抗議の状況を思い出した。あの時も、広範な人たちの参加が急速に高まっていった。
オリンピックは強行されたものの、開会式スタッフの直前の解任や大会関係者(選手、スタッフ)のコロナ感染者100人越えなどほころびは絶えない。大会期間中でもオリンピックを止められる可能性が、生まれている。そしてさらに、確かに生まれている民衆の政権への怒りをいかに社会を変えていく力に変えていくのかが問われていると感じた。(湯本雅典・取材:7月23日)