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政府の廃炉・汚染水関係閣僚等会議は2017年9月26日、福島第一原発の事故収束作業の工程を示す中長期ロードマップの改訂版を決定した。大きな改訂は２０１５年に続いて３回目。
今回の改訂では、８月末に発表された原子力損害賠償・廃炉等支援機構による「技術戦略プラン」に基づいて燃料デブリの取り出し方法案が示されたほか、使用済み燃料プールからの燃料取り出し時期について、１号機と２号機が従来目標より３年遅れの２０２３年度目処になるなど、工程の先延ばしも決まった。
また、こうした工程遅れがあるにもかかわらず３０〜４０年で廃炉にするという終期に変更はなかったため、記者レクでは複数の記者から理由の説明を求められたが、資源エネルギー庁担当者は、前例がない取り組みなどと繰り返し、要領を得なかった。
