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参議院予算委員会 第2次補正予算案賛成討論(所要4分)【動画】2020/06/12

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令和2年6月12日
参議院予算委員会 賛成討論

私は、立憲、国民・新緑風会、社民共同会派を代表し、賛成討論を行います。

6月9日から10日に渡り、理事懇談会は断続的に6回開かれ、その間急な時刻変更が3回もあり、最終的に日程が決定したのは、質問通告期限ギリギリの10日午前11時52分でした。
私は、与党及び野党筆頭理事を務めるなど、長年予算委員会に関わって参りましたが、参議院予算委員会の予算審議を後回しにして、衆議院の法案審議を優先させよ、という無理難題を押し付けられて苦悩する与党理事の姿をこれまで見たことはありません。
参議院は衆議院や官邸の下請けではありません。定時定刻、総括質疑、片道方式。権力の暴走を食い止めるために、良識の府として、党派を超えて先輩たちが長年積み重ねてきた参議院予算委員会独自のルール、そして、参議院の存在意義そのものを死守するために、奔走された委員長始め理事各位に深く敬意を表するとともに、今回は残念ながら実施されなかった締めくくり総括質疑も次回からは必ず行う事が確認されたことに感謝を申し上げます。

補正予算案には、国民の窮状を訴える声に基づいて野党が強く提案してきた国民生活と経済のために出来るだけ早く実施をしなければならないものが盛り込まれており、賛成せざるを得ませんが、賛成は、苦渋の決断であります。
空前絶後の予備費10兆円は、日本国憲法第83条が定める財政民主主義に反し、違憲の恐れがあります。安倍総理は「予見し難い予算の不足に充てるための措置」であるとしていますが、既に成立した予算の予備費が充てられるのは野党が強く要求してきたものがほとんどであり、予見し難かったのではなく、国民の生活を第一に考える政治の責任を果たそうとしない安倍政権の怠慢です。もっとも、アベノマスクに予備費が充てられることは流石に予見し難いものでありました。衛生用品でありながら、製造者や性能などについて何の記載もないアベノマスク。未だに全戸に届かないアベノマスク。閣僚では、安倍総理と北村大臣しかつけていないアベノマスク。巨額の予備費がアベノマスクなどに再び使われないように、「国会を止めるな」と強く訴えます。

一昨日、私は、769億円で持続化給付金事業を委託されたサービスデザイン推進協議会の本部事務所を訪問。その前日に初めてメディアに華々しく公開された事務所はもぬけの殻。警備会社のスタッフが門番のように入り口に立ち、受付業務を委託されたと言いながら名刺も受け取らず、事務所の電話番号もなく、張り紙に書かれていたメルアドに連絡した同僚議員に未だに返信もありません。森友・加計・統計不正など、これまで様々な問題で現地視察を行なってきましたが、こんな奇妙な体験は初めてです。まるで幽霊。昨日には、中小企業庁長官が「マエダハウス」で、協議会の理事と以前から交流していたことも明らかになりました。玄孫委託により、経産省さえ実態を把握できず、1ヶ月以上経っても給付金を受け取れない事業者が多数いる現実をこれ以上放置するわけにはいきません。
「国会を止めるな」と再度強く訴え、討論といたします。